光が当たらなくても抗菌力がある光触媒の種類とは?銅ドープ酸化チタンの魅力

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光触媒(ひかりしょくばい)とは、光が当たることで抗菌力を発揮する成分のことです。

ここで疑問が浮かびます。

「光が当たらないと、効果が無いのだろうか?」

室内に光触媒コーティング施工をした場合、夜は室内に照明を点灯させませんから、効果が無いように感じます。

結論を述べますと、銅ドープ酸化チタンなら光が当たらなくても効果があります

一般的な光触媒「酸化チタン」の性質

酸化チタンは、光触媒としてもっとも利用されている成分です。

酸化チタンが効果を発揮する条件は、「紫外線が当たったとき」です。

紫外線とは、太陽の光にも多く含まれるUVという名称でも知られている光のことです。

紫外線は、紫色の外の光ということで、目で見ることができません。

ですから、光が当たっていないように感じても、紫外線が当たっていれば、抗菌力を発揮します。

光の波長と色の関係

言葉のあやは、さておき、蛍光灯や白色LED、紫外線ランプなどの光源も存在しない環境で、抗菌力があると言える光触媒は、今のところ銅ドープ酸化チタンだけです。

銅ドープ酸化チタンの暗所での抗菌力

銅ドープ酸化チタンとは、酸化チタンに酸化銅を結合させた成分です。

酸化チタン単体では、紫外線が当たらないと効果がありませんが、銅ドープ酸化チタンは酸化銅の補触媒の効果によって、光が当たっていなくても、抗菌力を発揮します。

暗所での大腸菌の抗菌試験

次の図をご覧ください。

暗所での酸化チタンと銅ドープ酸化チタンによる大腸菌の抗菌試験結果比較

この図は、大腸菌を使って、光が当たらない状態にて、酸化チタンと銅ドープ酸化チタンの抗菌試験をした結果です。試験は、佐賀大学農学部の研究室で行っていただきました。

ブランクは、何もしていない状態です。数値の単位「CFU」とは、大腸菌の集団(コロニー)の数で、この数値が大きいと大腸菌の数が多いことを表します。

酸化チタンは、ブランクとほぼ同じ数値ですから、抗菌はほぼできていないことを意味します。

それに対して銅ドープ酸化チタンは、大腸菌の数が明らかに減っています。

銅ドープ酸化チタンの性質

酸化チタンは、紫外線が当たらないと効果が無いことをご説明しました。

それに対して銅ドープ酸化チタンは、暗所でも効果があることがわかりました。しかし、光触媒ですから、光が当たったときの方が、高い抗菌力が得られます。

銅ドープ酸化チタンは、紫色や青色、シアン色の光でも抗菌力を発揮します。これらの色の光は目で見ることができますから、可視光といいます。

可視光でも効果のある光触媒のことを、可視光応答型光触媒(かしこう おうとうがた ひかりしょくばい)といいます。

銅ドープ酸化チタンは可視光(紫色、青色、水色)にも反応して効果を発揮

銅ドープ酸化チタンは、可視光が当たることで、空気中の酸素や水を化学変化させて、OHラジカル(ヒドロキシルラジカル)と言われる活性酸素を発生させます。

OHラジカルは、細菌に触れると細菌の表面の粘膜や突起、細胞壁などを酸化分解する性質があります。その性質によって、抗菌力を発揮します。

また、OHラジカルが発生しても、銅ドープ酸化チタン自体は劣化しませんので、光が当たり続ける限り、半永久的に効果を発揮します。

銅ドープ酸化チタンの利用方法

銅ドープ酸化チタンの利用方法は、現在次の2種類ございます。

  • 光触媒スプレー
  • 光触媒コーティング施工

銅ドープ酸化チタンを使った光触媒スプレー「アキュートクリーン」

光触媒スプレーとは、ご家庭でも手軽に使える消臭・抗菌スプレーのことです。弊社製品であれば、アキュートクリーンという製品を市販しています。

光触媒の家庭用抗菌・消臭スプレー「アキュートクリーン」
成分光触媒:銅ドープ酸化チタン
その他:水
内容量200mL(600回ほどスプレー可能)
香り無香料
アルコール不使用
価格2,200円(税込)

アキュートクリーンは、ホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物(VOC)の分解もできるので、最近では新車の匂いの消臭によくご利用いただいています。

銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティング施工

光触媒コーティング施工とは、銅ドープ酸化チタンとコーティング成分を添加した液剤を、部屋中に塗布する施工のことです。

施工方法は、銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティング剤を、専用のスプレー装置を使って塗布します。

施工には、専用のスプレー装置と施工技術を要するので、弊社のような光触媒コーティング施工を請け負っている業者にご依頼ください。

一般のご家庭はもちろんのこと、介護施設やクリニック、送迎バス、電車などでもご利用いただいています。

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この記事の著者/責任者

株式会社イリス 代表取締役 島田 幸一 (Shimada Koichi)

島田幸一

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。

運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。

現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。

その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。