最近は、新築住宅のホルムアルデヒド対策のご相談が増えてまいりました。
ホルムアルデヒド対策をご希望される方に、いつもお伝えしていることがあります。
それは、「部屋の中に発生する化学物質は、ホルムアルデヒドだけではない」ということです。
化学物質の種類
ホルムアルデヒドは有名ですから、多くの人がご存じのことと思います。部屋の中に揮発してくる化学物質は、他にもトルエンやキシレン、スチレンといった聞きなれない化学物質も存在します。
揮発してくる化学物質のことを、揮発性有機化合物(VOC)といいます。
一説によると、部屋の中に揮発してくるVOCの種類は、100種類とも200種類とも言われています。
横須賀市ホームページ「揮発性有機化合物(VOC)に該当する主な物質」によると、そこに記載されている種類だけでも、100種類あります。
しかし、VOCの種類が100種類ちょうどというわけではありませんから、他にもたくさんあるはずです。
VOC濃度指針値
また、厚生労働省では、14種類のVOCに対して、室内濃度の指針値が設けられています。
厚生労働省ホームページ「室内空気中化学物質の室内濃度指針値について」によると、室内のVOC濃度の指針値は、暫定値を含みますが、
| VOCの種類 | 指針値 |
|---|---|
| ホルムアルデヒド | 100μg/m3(0.08ppm) |
| アセトアルデヒド | 48μg/m3(0.03ppm) |
| トルエン | 260μg/m3(0.07ppm) |
| キシレン | 200μg/m3(0.05ppm) |
| エチルベンゼン | 3800μg/m3(0.88ppm) |
| スチレン | 220μg/m3(0.05ppm) |
| パラジクロロベンゼン | 240μg/m3(0.04ppm) |
| テトラデカン | 330μg/m3(0.04ppm) |
| クロルピリホス | 1μg/m3(0.07ppb) 但し小児の場合は0.1μg/m3(0.007ppb) |
| フェノブカルブ | 33μg/m3(3.8ppb) |
| ダイアジノン | 0.29μg/m3(0.02ppb) |
| フタル酸ジ-n-ブチル | 17μg/m3(1.5ppb) |
| フタル酸ジ-2-エチルヘキシル | 100μg/m3(6.3ppb) |
| 総揮発性有機化合物量(TVOC) | 400μg/m3 |
この表の最後にある、総揮発性有機化合物量(TVOC)は、上記のVOCを含む、すべてのVOCをトータルした濃度です。
これらの指針値は、さまざまな文献を基にして定められたようです。
光触媒による化学物質の分解
さて、光触媒によって化学物質を分解することが知られています。
ところが、光触媒にはたくさんの種類があり、100種類すべての化学物質を分解できない光触媒がほとんどです。
一般的に広く利用されている光触媒の種類は「酸化チタン」です。酸化チタンは紫外線を当てると、化学物質を分解する性質が出てきますが、トルエンやキシレン、スチレンといった芳香族の化学物質は分解できないことが知られています。
弊社が行った試験でも分解はできませんでした。
化学物質の分解なら銅ドープ酸化チタン
数ある光触媒の中で、トルエンやキシレン、スチレンが分解できる光触媒は、光触媒コーティング剤として実用化されている種類の中では、銅ドープ酸化チタンだけです。
銅ドープ酸化チタンとは、酸化チタン結晶に酸化銅を結合させたナノサイズの微粒子のことです。これを使った液剤を、専用のスプレー装置で部屋中に塗布することで、部屋の中の化学物質を分解することができます。

部屋中に塗布された銅ドープ酸化チタンが、壁などから出てくる化学物質を分解してくれます。また、部屋の中に漏れ出した化学物質は、銅ドープ酸化チタンが塗布された場所に触れても分解されます。
ただし、弊社では、さまざまな化学物質の分解試験を順次進めておりますが、すべての化学物質の分解を試験したわけではありません。また、すべての化学物質の分解を保証するものではございませんので、ご了承ください。
銅ドープ酸化チタンの化学物質分解の試験結果については、弊社ホームページのコラム「いろいろな種類のVOCを除去できる銅ドープ酸化チタンの魅力」をご参照ください。
化学物質の分解を入念に行いたい場合は、紫外線ランプを併用します。

化学物質分解の光触媒コーティング施工ならイリス
化学物質分解なら、銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティング施工を、ぜひお試しください。
弊社の光触媒コーティング事業部の営業エリアは、福岡県、佐賀県、長崎県ですが、弊社の光触媒コーティング剤を仕入れて施工している業者さんが、全国にあります。
弊社の営業エリア外の方で、化学物質対策をご希望の方は、お近くの施工代理店をご紹介させていただきますので、イリスまでお気軽にご相談ください。


