光触媒の分解メカニズム
光触媒とは、光が当たると、空気中の酸素や水を化学変化させて、OHラジカルと言われる活性酸素を発生させます。
OHラジカルは、強い酸化力を持つので、それに触れるものを酸化分解する性質があります。

細菌に触れると、細菌の表面の粘膜や突起、細胞壁などが酸化分解され、それによって細菌の活動が抑制され、死滅します。
臭いの成分に触れると、それを酸化分解し、最終的に水や二酸化炭素といった、臭いの無い成分、もしくは臭いの弱い成分に分解され、消臭ができます。
光触媒で分解できないもの
光触媒で分解できないものは、次の3種類です。
- OHラジカルに反応しないもの
- OHラジカルと反応しにくいもの
- 大きなもの
OHラジカルに触れるものは酸化しますが、すでに酸化しているものは、それ以上酸化しませんから、光触媒によって分解できません。また、金属などの無機物も、OHラジカルによって酸化することはありませんから、光触媒で分解できません。
また、OHラジカルと反応しにくい物質も分解しにくいです。例えば、燃焼しにくい油分といったものはOHラジカルで分解しにくいようです。
OHラジカルで分解できるものであったとしても、サイズが大きなものは、分解にとてつもない時間がかかるため、実質的に分解ができません。例えば、石油の臭いといったものは、分子量が大きいので、分解に時間がかかります。
分解ができるものは、細菌類といった小さなものや、臭い成分、化学物質のガスの中でも分子量の小さなものです。
光触媒利用なら、イリスまでお気軽にご相談ください。

この記事の著者/責任者
株式会社イリス 代表取締役 島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。
運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。
現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。
その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

