アナターゼ酸化チタンとは?

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アナターゼ酸化チタンの結晶構造

光触媒のお仕事に携わる人であれば、必ず出てくる言葉として、「アナターゼ酸化チタン」があります。

酸化チタンとは、チタン金属が酸化したものですが、アナターゼとは何でしょうか?

酸化チタンは結晶として存在しており、その結晶構造の種類の一つが「アナターゼ型」です。別名として、アナタースとも言われます。

他にも、ルチル型やブルッカイト型といった結晶構造があり、ルチルがもっとも安定した結晶構造と言われています。アナターゼ型を加熱していくと、700℃付近で安定したルチル型に相転移します。ブルッカイト型は稀に存在するもので、これも高温になるとルチル型に変化します。

光触媒で利用される酸化チタンはアナターゼ型です。これをナノサイズの微粒子にしたものが、光触媒としての効果があります。

アナターゼ酸化チタンは、紫外線が当たることで結晶表面に自由電子が飛び出し、それが空気中の酸素や水と反応してOHラジカルを発生させます。その酸化力でもって、除菌や抗菌、防カビ、消臭、アレルゲンや化学物質の分解といった効果が得られます。

酸化チタンには、結晶構造を持たないものもあり、アモルファス酸化チタンといいます。アモルファス酸化チタンは光触媒としての性質を持たないことで知られています。

この記事の著者/責任者

株式会社イリス 代表取締役 島田 幸一 (Shimada Koichi)

島田幸一

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。

運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。

現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。

その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。