光触媒の研究をしていると、酸化チタン分散体という用語が出てきます。
酸化チタン分散体とは、酸化チタンが何かの液体の中に分散した状態の液剤のことです。
弊社が開発している光触媒コーティング剤やスプレーに利用する液体は、水に酸化チタンが分散した酸化チタン分散体を使っています。
弊社以外のメーカーでは、シリコンや樹脂の液体のものに分散させたものもあります。
酸化チタン分散体は、「酸化チタン溶液」とは異なります。溶液とは、イオン化して溶けている状態の液体です。ですが、酸化チタンは水に溶けることはありませんから、溶液にはなりません。
感覚としては、牛乳と同じです。
牛乳は、水分と脂肪分やたんぱく質が含まれていますが、これらは溶けることがありませんから、混ざり合った状態です。この分散している状態のことを、コロイドといいます。もしかしたら、「酸化チタンコロイド」と言っている方もいらっしゃると思います。
弊社が開発している光触媒コーティング剤やスプレーに利用する液体は、酸化チタン分散体は、混ざっている物質「分散質」が酸化チタン、分散させる液体「分散媒」が水です。
弊社では、次の種類の水に分散させた酸化チタン分散体の販売も行っています。
- 酸化チタン分散体(光触媒コーティング剤)
- 銅ドープ酸化チタン分散体(光触媒コーティング剤、光触媒スプレー用液剤)
- タングステン担持酸化チタン分散体(光触媒コーティング剤)
これら以外にも、水に光触媒を分散させた光触媒分散体の開発も行っています。光触媒分散体なら、イリスまでお気軽にご相談ください。

この記事の著者/責任者
株式会社イリス 代表取締役 島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。
運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。
現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。
その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

