光触媒コーティングをするときに、下地とか劣化防止剤(プライマー)といった用語が出てきます。
下地とは、光触媒コーティング剤を塗布する塗装面のことです。
劣化防止剤(プライマー)とは、光触媒によって下地が劣化することを防止するために、先に塗布する保護剤です。
下地保護剤を塗布しておくと、光触媒成分が塗布面に直接触れなくなるので、劣化が早まることを防いでくれます。
劣化防止剤を塗布する箇所
室内の光触媒コーティング施工でよくある誤解として、「部屋全体の下地に劣化防止剤(プライマー)を塗らないといけない」というものがあります。
これはまったくの誤解です。
劣化防止剤塗装の有無は、次のうちのどちらかです。
- 効果の弱い光触媒コーティング剤 = 劣化防止剤は必要ない
- 効果の高い光触媒コーティング剤 = 直射日光が当たる箇所で、劣化しやすい素材のみ劣化防止剤を塗布
このように、部屋全体に劣化防止剤を塗るわけではありません。
効果の弱い光触媒コーティング剤の見分け方
さて、効果の弱い光触媒コーティング剤を利用すると、劣化防止剤は必要ありませんが、効果の弱いものは利用したくないはずです。ちなみに、室内利用される光触媒成分のうち、効果の弱いものは、
- 窒素ドープ酸化チタン
- 鉄ドープ酸化チタン
- 酸化タングステン
これらの施工では、下地の劣化防止剤を塗布する説明は無いと思います。劣化防止剤の説明の無い施工は、「効果が弱い」とお考えいただいて、差し支えありません。
劣化しやすい素材
次に効果の高い光触媒コーティング剤は、直射日光に当たる場所では、下地が劣化する恐れがあります。なぜなら、効果が高い上に、強い光が当たるとさらに効果が出てしまうからです。
劣化しやすい素材とは、要するに酸化分解される素材のことです。室内では例えば、
- 壁紙
- カーテン
- ソファー
- カーペット
- 木製の床
こういったものは、いずれ劣化しますが、光触媒コーティングによって劣化が早まる恐れがあります。
これらの中で、直射日光が当たる箇所は、特に劣化しやすいですから、あらかじめ下地保護剤を塗布します。

劣化したらどうなるのか?
劣化と言っても、塗布面がボロボロに崩れ落ちるような劣化ではなく、2~3年ほど経過して、「少し色あせした」と感じる程度です。
また、下地の素材がコンクリートや漆喰といった無機物のものであれば、下地は劣化しませんから、劣化防止剤の塗布は必要ありません。
少し色あせする程度ですが、劣化は劣化ですから、それを防止するために、光触媒コーティング剤を塗布する前に、劣化防止剤を先に塗布します。
なお、効果の高い光触媒の種類は「銅ドープ酸化チタン」です。
弊社の抗菌・消臭コーティング施工では、銅ドープ酸化チタンを使った施工を行っているので、直射日光が当たる有機物の下地には、劣化防止剤を塗布しておりますから、ご安心ください。
室内の光触媒コーティング施工を依頼する場合は、このような効果の高さと下地保護について、きちんと説明してくれる業者をお選びください。
イリスでは、室内でも効果の高い光触媒コーティング剤を使用しているので、下地保護剤の塗布を推奨しています。効果の高い光触媒コーティング施工なら、イリスまでお気軽にご相談ください。


