喫煙ブースは、中でタバコを吸えるガラス張りの小部屋のことです。
以前に、「喫煙ブースのタバコの匂いを消臭してほしい」とご相談がありましたが、消臭効果が期待できないため、お断りいたしました。
喫煙ブースの消臭が難しい理由
その訳は、銅ドープ酸化チタンを使っても消臭が難しいからです。消臭が難しい理由は、
- ガラスには銅ドープ酸化チタンをコーティングできないため、銅ドープ酸化チタンの塗布面積が少ない
- 喫煙ブースは光が弱い
- そのようなことで、銅ドープ酸化チタンでも消臭効果が落ちる
- 何人もの人が狭い空間でタバコを常に吸っていて、匂いが大量に出続けている
消臭ができるかどうかは、出てくる匂いの量と、分解できる匂いの量によります。
しかし、いくら銅ドープ酸化チタンが匂いを分解したとしても、タバコの煙が出続けているので、「消臭できていない」と感じることもあります。
タバコの匂いを消臭できるパターン
ホテルの喫煙室のように、タバコを吸う人の割に部屋が広く、明るい部屋であれば、タバコの匂いが気にならないくらいに消臭することも可能です。
また、自動車の車内では、狭い空間ですが、直射日光という強い光が入ってくるので、銅ドープ酸化チタンが強く活性化し、タバコの匂いが気にならないくらいに消臭ができます。
しかし、狭い部屋で、塗布面が小さく、薄暗い部屋で、何人もの人がタバコを吸っているので、消臭が間に合わないのです。
この記事の著者/責任者
株式会社イリス 代表取締役 島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。
運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。
現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。
その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

