弊社は、光触媒コーティング施工部にて、抗菌・消臭コーティング施工をご提供していますが、実は光触媒製品のメーカーです。
「メーカーなのに、なぜ施工も行っているのか?」とときどき訊かれることがありますが、それは施工代理店に施工技術をお教えする必要があり、自社でも施工技術を高めておく必要があるからです。
銅ドープ酸化チタンの開発エピソード
今から23年前に、弊社の技術スタッフが室内でも効果の高い光触媒「銅ドープ酸化チタン」を開発し、発表しました。
それ以前は、酸化チタンが光触媒コーティング剤に利用される光触媒です。
酸化チタンは、紫外線が当たると効果が出て、抗菌や消臭ができます。ところが、室内は紫外線がほとんどありませんから、酸化チタンを室内で使用しても、効果がありません。
そこで、光触媒メーカーに「室内でも効果のある酸化チタンコーティング剤を開発してほしい」と訊ね回ったところ、どこからも嘲笑されるだけでした。
「それなら」と素人ながらに、佐賀県窯業技術センターに所属されていた一ノ瀬博士にご支援していただき、室内でも効果の出る酸化チタンの開発に着手しました。「すぐにできる」とは思っていませんでしたが、失敗の連続でした。
開発を開始してから2年ほどの歳月が流れ、失敗の山を築き、開発資金の捻出にも苦労し、半ばあきらめていたところ、ふと「銅を入れたら良いのではないか」と思い、添加してみました。すると、青色や紫色の波長の光を吸収することがわかりました!
さっそく、蛍光灯の光でいろいろと試験したところ、既存の酸化チタンと比べて高い効果が得られました!
それと同時に、光触媒コーティング剤の自社生産の道が開けました。
業界内外から多くの反響が
その後、銅ドープ酸化チタンは業界内外から多くの反響をいただき、さまざまな研究機関で取り上げられました。
2007年頃には、NEDOや東京大学などの研究機関にて銅ドープ酸化チタンの追試が行われ、効果の高さやメカニズムが解明されました。そのときに、「銅ドープ酸化チタン」とか「銅担持酸化チタン」と名付けられました。
銅ドープ酸化チタンを発見した直後、大手自動車メーカー様からL車種の国内販売に備え、光触媒コーティング剤を探しているとのご連絡をいただきました。さっそく、銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティング剤を提供したところ、「イリスの光触媒コーティング剤がもっとも効果が高かった。それを採用したい。」とご連絡をいただきました。
それ以来、20年以上、弊社の車用光触媒コーティング剤(BXR02-C)を純正品としてご利用し続けていただいています。各社メーカーが車用光触媒コーティング剤を販売していますが、弊社製品を選び続けていただき、本当にありがたいことです。
今では、工務店様、化学薬品メーカー様など、たくさんの企業様に銅ドープ酸化チタンをご利用いただいています。
銅ドープ酸化チタンの効果
銅ドープ酸化チタンは、室内で利用しても、さまざまな効果があります。
今では、次のような理由で、銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティング剤が利用されています。
- ご家庭の抗菌・消臭、防カビ
- 賃貸物件の抗菌・消臭
- 火災の後の消臭
- 特殊清掃での消臭
- 地下室の防カビ
- 食品工場の防カビ
- 外壁のコケ防止
- ホルムアルデヒドなどのVOC対策
- 排気ガスの浄化
- 塗料やインクを用いる工場のVOC対策
さまざまなご要望があり、標準品では対応できない場合には、特別な光触媒コーティング剤を開発することもございます。
光触媒コーティング剤の開発は、弊社がメーカーであることの強みでもあります。
抗菌・消臭コーティング施工だけでなく、特殊用途の光触媒コーティング剤の開発も、弊社にお任せください。


