吸収スペクトルとは、どのような光の波長を吸収するのかをグラフにしたものです。光には波長があって、光触媒成分によって吸収できる波長が異なります。
銅ドープ酸化チタンの吸収スペクトルは次の図になります。

この図は、横軸が光の波長です。縦軸は、光の吸収率です。100%ですと、すべての光を吸収して、抗菌や消臭といった効果を発揮します。
光の波長が380nm以下は紫外線です。400nm前後は紫色ですが、吸収率が下がり始めますが、可視光でも吸収することを意味します。430~480nmは青からシアン色ですが、この当たりで吸収率が40%以下になってきますが、ここの当たりまで抗菌や消臭の効果が発揮されます。
それ以上の波長は、光を吸収はできるのですが、ほとんど効果がありません。銅ドープ酸化チタンは、紫外線や紫色、青色、シアン色の光を吸収して効果を発揮します。
このように、可視光を吸収して効果を発揮する光触媒のことを、可視光応答型光触媒といいます。
光触媒コーティング剤や光触媒スプレーとして実用化されている可視光応答型光触媒は、他にも種類がありますが、その中で銅ドープ酸化チタンがもっとも効果が高いことが知られています。
銅ドープ酸化チタンを使った抗菌・消臭コーティングなら、イリスにご相談ください。

この記事の著者/責任者
株式会社イリス 代表取締役 島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。
運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。
現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。
その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

