光触媒コーティングは、室内に利用すると、抗菌や防臭、VOCやアレルゲンの分解といった効果があります。
外壁に光触媒コーティングをすると、外壁の防汚や防苔・防カビができます。
そのようなメリットの多い光触媒コーティングです。ところが、光触媒コーティング剤の種類や施工方法を誤ると、チョーキングという現象が起こり、塗布面の見栄えが悪くなることがあります。
チョーキングとは?

チョーキングとは、チョークの粉が発生したような現象のことです。
古い看板は、表面が白っぽく劣化することがあります。
そのような古くなった看板や、古い外壁、劣化したプラスチックなどをを手で触ると、手に白い粉が付着することがあります。
チョーキングが起こる理由とは?
チョーキングは、看板や外壁が劣化して起こります。その劣化は、紫外線が当たることによって起こります。
紫外線以外にも、光触媒コーティングをすると、チョーキングが発生することがあります。
光触媒に光が当たると、光触媒の表面にOHラジカルが発生します。
OHラジカルは、強い酸化力を持つ活性酸素です。
OHラジカルによって、細菌やニオイ、アレルゲン、汚れなどを酸化分解できます。
それと同時に、塗布面の材質によっては、塗布面を劣化させてしまうことがあります。それによって、チョーキングが発生するわけです。
チョーキングが発生しやすい主な材質
チョーキングが発生しやすい材質は、有機物です。外壁は、
- 樹脂サイディング
- ペンキ
室内では、
- 壁紙
壁紙は、材質が紙ですが、樹脂も使われているので、チョーキングが発生することがあります。白い壁紙だと、チョーキングが発生しても目立つことはありません。
光触媒によるチョーキングを防ぐ方法
もちろん、光触媒コーティングによって発生するチョーキングを防ぐことができます。
それは、光触媒コーティングをする前に、劣化防止剤を塗布することです。
劣化防止剤のことを、「プライマー」といいます。
劣化防止剤が、下地に光触媒が接触することを防いでくれるので、チョーキングを防止できます。

プライマーには、室内用と外壁用の2種類があります。
外壁用のプライマーは、強い日差しに長期間耐えられるように成分が調合したものを利用します。
チョーキングが発生しない光触媒はあるのか?
チョーキングが発生しない光触媒はありませんが、チョーキングが発生しにくい光触媒コーティング剤は、市販されています。
そのような光触媒コーティング剤は、どのような調合をするのかと言いますと、次のどちらかです。
- 光触媒の添加量を少なくすること
- もしくは効果の弱い光触媒を利用すること
つまり、これらの光触媒コーティング剤は効果が弱いというデメリットがあります。
光触媒コーティングをして、チョーキングが発生しないためには、次のどちらかです。
- プライマーを利用する
- 効果の弱い光触媒コーティング剤を利用する
もちろん、プライマーを利用し、効果の高い光触媒コーティング剤を利用することを、おすすめします。
この記事の著者/責任者
株式会社イリス 代表取締役 島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。
運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。
現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。
その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

