部屋をリフォームしたり、新築住宅を建てたりしたときに、部屋の中のVOC濃度を測定することがあります。
そのときに、VOC濃度が高くて、いろいろと対策をするわけですが、それでもVOC濃度が下がらない場合の対処法をご説明いたします。
その方法とは、「銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティング施工をすること」です。
銅ドープ酸化チタンとは、ナノサイズの酸化チタン結晶の表面に酸化銅を結合させた光触媒です。
酸化銅の補触媒の効果によって、酸化チタンが室内でも高い効果を発揮するようになり、ホルムアルデヒドといった簡単に分解できるVOCはもちろんのこと、トルエンやキシレン、スチレンといった芳香族化合物も分解ができます。
屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)

銅ドープ酸化チタンを部屋全体に塗布する施工には、屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)を用います。
この液剤は、うっすらと黄緑色っぽい色をしていますが、塗布しても透明になります。
膜厚がナノサイズと超極薄の塗装になるからです。
| 光触媒 | 銅ドープ酸化チタン |
|---|---|
| 接着剤(バインダー) | アモルファス酸化チタン |
| その他 | 水 |
施工箇所
屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)の施工は、部屋全体に行います。
- 壁や天井
- ソファー
- ベッドやマットレス
- カーテン
- カーペットやじゅうたん
塗布には専用のスプレー装置を用います。銅ドープ酸化チタンが部屋全体を覆い、揮発したVOCを酸化分解してくれます。
施工後は紫外線ランプを設置
銅ドープ酸化チタンを塗布した後でも、光量が少ない部屋では、化学物質の分解が難しい場合があります。
そういった場合を想定して、VOC濃度を下げる施工をお求めの方には、紫外線ランプを設置するようにしています。紫外線ランプを照射すると、銅ドープ酸化チタンが強く活性化し、化学物質の分解が進みやすくなるからです。

部屋のVOC濃度が下がらなくてお困りの方は、イリスまでお気軽にご相談ください。

この記事の著者/責任者
株式会社イリス 代表取締役 島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。
運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。
現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。
その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

