もっとも利用される光触媒は酸化チタン

光触媒と言えば、酸化チタンTiO2です。
酸化チタンとは、金属のチタンが酸化した微粒子を利用します。
その微粒子にはいくつかの結晶構造があり、光触媒としれ利用されるものは、アナターゼ型と言われるものです。
アナターゼ酸化チタンは、光が当たると抗菌や消臭といった効果が出るのですが、光と言っても「紫外線が当たったときのみ」に効果を発揮します。
紫外線が当たらないと効果が無いものは、室内に利用しても意味がありません。
なぜなら、室内にはほとんど紫外線が無いからです。
電車や自動車もそうです。それらの乗り物には、UVカットガラスが利用されているので、紫外線がほとんど入ってきませんから、酸化チタンを使っても意味がありません。
そういったことで、室内を光触媒で抗菌や消臭をしたいときは、蛍光灯や白色LEDといった照明器具から出る光、可視光でも効果のある光触媒を利用します。
可視光応答型光触媒の種類
そのような光触媒のことを、可視光応答型光触媒といいます。
可視光応答型光触媒で、光触媒コーティング剤や光触媒スプレーとして実用化されている種類は、主に次の3種類があります。
- 銅ドープ酸化チタン
- 窒素ドープ酸化チタン
- 酸化タングステン
この3種類以外にも、実用化されている可視光応答型光触媒は存在するようですが、実用化されていると言っても、「効果がほとんど無いのに実用化しちゃったもの」とお考えいただいて良いと思います。
さて、実用化され効果も実質的にあるとされる3種類ですが、この3種類にも差があります。
ですから、この3種類のうち、「どれでも利用したら効果がある」とは言い難いです。
銅ドープ酸化チタンがもっとも効果が高い
もっとも効果が高いものは銅ドープ酸化チタンですが、他との差は、利用環境によっては10~20倍、それ以上の効果の差があるからです。

まとめると、紫外線でなくても効果のある光触媒は、可視光応答型光触媒と言いますが、その中でもっとも効果が高い光触媒は、銅ドープ酸化チタンです。
室内の抗菌や消臭をするなら、銅ドープ酸化チタンを使った施工や製品をお選びください。
銅ドープ酸化チタンの利用方法
銅ドープ酸化チタンの利用方法は、次の2種類です。
- 光触媒スプレーの利用
- 光触媒コーティング施工
光触媒スプレーとは、銅ドープ酸化チタンを使った液剤をスプレーボトルに充填したものです。
誰でも購入ができ、自分で抗菌や消臭ができます。
光触媒コーティング施工とは、銅ドープ酸化チタンとコーティング成分が入った液剤を、専用のスプレー装置を使って、室内に塗布する施工方法のことです。
専用のスプレー装置や施工技術を要するため、光触媒コーティング施工は、弊社のような施工店にご依頼ください。

この記事の著者/責任者
株式会社イリス 代表取締役 島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。
運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。
現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。
その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

