光触媒の原料

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光触媒が抗菌や消臭、防汚などに利用する方法は、光触媒スプレーか光触媒コーティング剤にした光触媒製品を利用します。

それに使用される光触媒は、たいてい酸化金属の微粉末が原料として利用されます。光触媒に利用される金属は、次の2種類が主なものです。

  • チタン
  • タングステン

チタンは、アクセサリーなどに利用される金属です。タングステンは、白熱電球のフィラメントに利用されています。それらの金属を酸化させた微粉末を利用しています。微粉末のサイズは、ナノサイズのものが利用されています。

ナノサイズとは、1mmを1/1,000にして、それをさらに1/1,000したほどのサイズです。

それを水と混ぜた液剤を利用しますが、これらの微粉末は、水の中に入れただけでは、ナノサイズのまま均一に水と混ざることはありませんから、液剤の製造に工夫が必要となります。

弊社では、ゾル・ゲル法と言われる、光触媒液剤を製造する一般的な方法で製造しています。

ちなみに、屋内用として利用している抗菌・消臭コーティング剤には、光触媒成分として酸化チタンを、それを補助する役割の補触媒として銅を結合させた光触媒を利用しています。その成分のことを、銅ドープ酸化チタンといいます。

銅ドープ酸化チタンの原料は、チタンと銅になります。