スチレンの室内濃度指針値

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スチレン(C8H8)は、シックハウスの原因物質として揮発性有機化合物(VOC)に指定されています。

スチレンの室内濃度の指針値は、厚生労働省ホームページ「室内空気中化学物質の室内濃度指針値について」にある通り、220μg/m³です。

この数値よりも低くなれば、指針値以下ということになります。

この濃度の単位は、「μg/m³」ですが、この意味は、室内の空気1m³の中に、スチレンが質量で何μgあるかを意味します。

補助単位の「μ(マイクロ)」は、1gの1/1,000,000ですから、かなり少ない量でも指針値に達するようです。

厚生労働省の指針値は、過去の文献や各国の動向などを参考に決められているようです。

この指針値を超えたからと言って、すぐにシックハウス症候群が出るわけではなく、また指針値よりも低い数値だから安心というものでもなく、人それぞれ体質によって異なるわけですが、指針値よりも1/2以下の数値でしたら、安心して生活ができるのではないかと思います。

スチレンは接着剤や塗料などの溶剤として利用されるものですから、新築住宅やリフォーム、新車といった室内空間に発生する可能性があります。

スチレンの対策は、基本的には換気です。

室内の濃度はスチレンが揮発して出てくる速度と、換気によって室内からスチレンを排気する速度によって決まります。

室内環境によっては換気ができない部屋もあるかもしれませんが、そういった部屋でのスチレン対策は、銅ドープ酸化チタンコーティングをおすすめしています。

銅ドープ酸化チタンは、光触媒の一種で、光触媒コーティング剤に使用されている光触媒の中で、唯一スチレンを分解できる成分です。

また、銅ドープ酸化チタンはスチレン以外にも、トルエンやキシレン、ホルムアルデヒドなどといったVOCをも分解できます。

銅ドープ酸化チタンを使ったコーティング剤を部屋中に塗布し、スチレンが揮発して出てきたところを分解するようにします。

銅ドープ酸化チタンのコーティング施工でいろいろな種類の化学物質を分解するイメージ

銅ドープ酸化チタンによるコーティング施工をした後は、念のため紫外線ランプを設置します。銅ドープ酸化チタンが紫外線に強く反応し、スチレンを分解する効果も高くなります。

東京の区営住宅でVOC対策をした事例。光触媒コーティング施工と紫外線ランプの設置の様子

スチレンやその他の化学物質の濃度が高くてお困りの方は、イリスまでお気軽にご相談ください。

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