TVOCとは何ですか?

TVOCとは何ですか?

TVOCは、「Total Volatile Organic Compounds」の略で、VOCのトータルの濃度です。

VOCは何百種類もあり、個別に測定することが困難です。そのため、VOC濃度測定にてVOCの総濃度を測定します。

VOCの種類

VOCとは、「Volatile Organic Compounds」の略で、日本語では揮発性有機化合物(きはつせいゆうきかごうぶつ)といいます。

代表的なVOCの種類

VOCの種類は、100種類とも200種類とも言われています。代表的なものとしては、

  • ホルムアルデヒド
  • アセトアルデヒド
  • エチルベンゼン
  • トルエン
  • キシレン

厚生労働省では、13種類のVOCに対して室内濃度の指針値が定められています。厚生労働省ホームページ「室内空気中化学物質の室内濃度指針値及び標準的測定方法について(PDF)」をご参照ください。

VOCの種類は、13種類以外にもたくさんの種類があります。横須賀市ホームページ「揮発性有機化合物(VOC)に該当する主な物質」に100種類のVOCが記載されています。

VOCが発生する原因

VOCが発生する原因は、建物や家具、家電製品などに使用されている塗料や接着剤、プラスチックの存在です。

それらが乾燥していく過程で、VOCガスが発生します。

ですから、新築住宅だけでなく、古い住宅でも新しい家具や家電製品を入れたら、そこからVOCガスが発生して、VOC濃度が高まることがあります。

TVOCの濃度指針

このようにVOCは種類が多いので、個別の濃度指針を決めることは困難です。そこで、VOCをトータルでTVOC濃度指針として、厚生労働省が「400μg/m3」と定めています。

部屋の空気の体積1m3の中に、揮発性有機化合物の総量が400μg(0.4mg)存在していれば、指針値の限界濃度ということになります。

TVOC濃度の測定方法

TVOC濃度の測定は、測定機器を使います。

自宅のホルムアルデヒド濃度とTVOC濃度を測定

この写真では、TVOC濃度194μg/m3です。指針値が400ですから、この部屋では指針値以下になっています。

この弊社所有の測定器にて、ホルムアルデヒド(HCHO)濃度とTVOC濃度の測定を行っています。

費用は、7,700円(税込)+出張費です。

室内のVOC濃度が気になる方は、お気軽にご相談ください。

TVOC濃度を下げる方法

TVOC濃度を下げる方法は、効果的な方法としては、次の2種類です。

  • 換気
  • 銅ドープ酸化チタンによる分解

部屋のTVOC濃度が高いわけですから、換気をして、新鮮な空気を取り入れます。換気がしにくい部屋、換気がしにくいシーズンもあるので、銅ドープ酸化チタンによる分解も組み合わせると良いでしょう。

銅ドープ酸化チタンとは?

銅ドープ酸化チタンとは、酸化チタン結晶の表面に酸化銅を結合させた成分です。光触媒の一種です。

銅ドープ酸化チタンに光が当たると、表面にOHラジカルは発生します。OHラジカルは強い酸化力があるので、VOCを酸化分解できます。

一般的な光触媒でも、OHラジカルが発生することは同じです。

ところが、銅ドープ酸化チタンはナノサイズの酸化銅による補触媒の効果によって、VOCを分解する効果が高まるようです。

銅ドープ酸化チタンの利用方法

銅ドープ酸化チタンを使って分解する方法は、銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティング剤を、部屋全体に塗布します。

そして、塗布後に紫外線ランプを照射します。

東京の区営住宅でVOC対策をした事例。光触媒コーティング施工と紫外線ランプの設置の様子

紫外線は、エネルギーの高い光なので、銅ドープ酸化チタンがより活性化し、VOCの分解が促進されます。

南側の明るい部屋であれば、銅ドープ酸化チタンが活性化しやすいので、VOCが分解されやすいです。ところが、北側の部屋や窓の小さな部屋、カーテンを閉め切っている部屋では、光量が少ないため、VOCの分解が進みにくくなります。

そこで、そういった薄暗い部屋では、紫外線ランプを設置して、銅ドープ酸化チタンを活性化させるわけです。

銅ドープ酸化チタンを塗布する箇所

銅ドープ酸化チタンを塗布する箇所は、一般住宅であれば

  • 天井
  • フローリング
  • 床マット
  • カーペット
  • ソファー
  • カーテン

TVOC濃度を下げる方法は、換気を基本としつつ、換気ができないときでもTVOC濃度をさげるために、銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティング施工をすることをおすすめします。

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