なぜ抗菌・消臭コーティングでホルムアルデヒドを分解できるのか?

なぜ抗菌・消臭コーティングでホルムアルデヒドを分解できるのですか?

銅ドープ酸化チタンは、光が当たるとOHラジカルと言われる活性酸素を発生させます。OHラジカルは、ホルムアルデヒドを酸化分解する性質があります。また、銅ドープ酸化チタンの酸化銅が、補触媒の効果によって、ホルムアルデヒドの分解を促進させます。

銅ドープ酸化チタンの性質

抗菌・消臭コーティング施工では、銅ドープ酸化チタンと言われる光触媒を使用しています。

銅ドープ酸化チタンは、酸化チタンと酸化銅を結合させたナノサイズの微粒子です。

銅ドープ酸化チタンは、光が当たると、表面に電子が飛び出します。その電子が、空気中の酸素や水を化学変化させて、OHラジカルを生み出します。

OHラジカルは、強い酸化力を持つ活性酸素です。OHラジカルにホルムアルデヒドが触れると、ホルムアルデヒドを酸化分解し、最終的に水や二酸化炭素といった無害な成分に変化します。

このOHラジカルは、ホルムアルデヒドだけでなく細菌や匂い成分も酸化分解します。つまり、銅ドープ酸化チタンによって抗菌や消臭だけでなく、ホルムアルデヒドの分解にも利用できます。

銅ドープ酸化チタンを壁や家具などの表面にコーティングしホルムアルデヒドを壁面で分解

ホルムアルデヒド以外の分解できる化学物質一覧

イリス抗菌・消臭コーティング施工で、次の化学物質や匂いの元となるガスを分解を確認しています。

  • アンモニア
  • ホルムアルデヒド
  • アセトアルデヒド
  • エチレン
  • トルエン
  • キシレン
  • スチレン
  • イソプロパノール
  • 酢酸
  • トリメチルアミン
  • メチルメルカプタン
  • 硫化水素
  • イソ吉草酸
  • アルコール類

これらの中にVOCとして指定されているものもあります。ただし、明るい光や紫外線を照射するなどの条件があります。

ホルムアルデヒド分解では念のため紫外線ランプを使用

ホルムアルデヒド除去を目的とされる方であっても、実際にはホルムアルデヒド以外のVOCが存在していることが多いです。

ホルムアルデヒドは、銅ドープ酸化チタンで簡単に分解できます。それに対して、芳香族化合物は紫外線を照射することで、分解できます。紫外線でなくても、強い光があれば分解できます。

そのため、南側の直射日光が入るような明るい部屋であれば、VOC対策がしやすいです。それに対して、北側の部屋や、普段からカーテンを閉め切っている部屋では、VOC分解が進みません。

そこで、抗菌・消臭コーティング施工をした後で、そういった部屋では念のため紫外線ランプを設置するようにしています。紫外線ランプの光によって、銅ドープ酸化チタンが強く反応し、VOC分解が促進されます。

東京の区営住宅でVOC対策をした事例。光触媒コーティング施工と紫外線ランプの設置の様子

ホルムアルデヒド対策の流れ

ホルムアルデヒド対策の基本的な流れは、次の通りです。

  1. ホルムアルデヒド濃度・TVOC濃度の測定
  2. 家具や家電製品、荷物等の移動
  3. 塗布面の清掃
  4. 銅ドープ酸化チタンを使ったコーティング剤などの塗布
  5. 乾燥
  6. 紫外線ランプの設置
  7. 施工直後のホルムアルデヒド濃度・TVOC濃度の測定
  8. ご要望があれば1週間程度後にホルムアルデヒド濃度・TVOC濃度を測定

紫外線ランプを設置したら、そこからVOCガスの分解が行われます。施工した後でも、換気はできるだけ行うようにしてください。

使用するコーティング剤

屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)

使用する銅ドープ酸化チタンを使ったコーティング剤は、屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)という製品です。

この液剤を、専用のスプレー装置を使って塗布します。上記の施工の様子の写真のように塗布します。

この液剤は、世界で初めて銅ドープ酸化チタンを使ったコーティング剤です。効果の持続期間は、使用環境にもよりますが、10年以上です。

この液剤の特長は、

  • 銅ドープ酸化チタンを使用しているので、いろいろな化学物質ガスの分解ができる
  • 完全な無機塗料(原材料は、銅ドープ酸化チタン・アモルファス酸化チタン・水の3種類のみ)
  • 効果の持続期間は10年以上

室内のVOC対策なら、イリスまでご相談ください。

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