除菌と抗菌の違い

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ドラッグストアでは、除菌スプレーが並んでいます。「除菌」と似た言葉に「抗菌」というものがあります。

除菌と抗菌は、似ている言葉ですが、意味が若干異なります。

除菌の意味は、菌の数を減らすことです。

抗菌の意味は、菌の数を減らしつつも、その減らした数を維持することです。

除菌は、菌の数を減らしても一時的な効果であることを意味します。ですから、除菌スプレーよりも抗菌スプレーの方が効果が持続するわけです。

しかし、抗菌は効果が持続するとしても、どれだけ減らせるのかはわかりません。除菌スプレーは、効果が一時的であったとしても菌の数を著しく減らすことができるなら、そちらの方が良い場合もあります。

次の図をご覧ください。この図は、洗浄液のイソプロピルアルコールと光触媒スプレー「アキュートクリーン」を塗布したときの菌数の違いを調べたものです。

アルコールスプレーの除菌と光触媒スプレーの抗菌の違い

ATP測定値は、簡単に述べるならば生物汚れの度合いを表す数値です。この数値が高いと、菌数が多いことを意味します。

アルコールスプレーは、塗布後は菌数が下がりますが、その後はすぐに蒸発してしまうので、菌数が増えていきます。ですから、菌数を下げた状態にするためには定期的な塗布が必要となります。

それに対して光触媒スプレーは、塗布後に菌数が下がり、それを維持してくれます。

この結果から、アルコールスプレーは除菌はできるけれども、抗菌はできないことがわかります。それに対して光触媒スプレーは、除菌もできるし抗菌もできることがわかります。

抗菌ができる製品には、効果の持続期間があり、光触媒スプレーの効果は1週間以上持ちますが、長くても2~3ヶ月です。光触媒コーティング塗装であれば、接着成分入りのコーティング剤を用いるので、抗菌効果が長続きします。効果の長さは、製品によって異なり1年~10年です。

ちなみに弊社の光触媒コーティング剤は、ご利用環境にもよりますが、効果が10年以上持つように設計されています。

抗菌業者をお探しの方は、ぜひ当社までご相談ください。