
アキュートクリーンをご利用いただいた方から、クレームをいただきました。
クレームと言っても、「そのような使い方はちょっと」と思うような内容でしたが、アキュートクリーンを信じてご利用いただけたことには感謝いたします。
どのような使い方だったのかと言いますと、有機溶剤を室内でこぼしてしまったようです。それが絨毯などにしみ込んでしまったようです。
有機溶剤がしみ込んでしまった箇所から、有機溶剤が揮発してくる限り、その匂いが出続けて、部屋の中が有機溶剤の匂いが漂ってしまいます。
そこで、有機溶剤の消臭ということで、ネット検索でアキュートクリーンを発見し、ご購入されたようです。
どのようにご利用になられたのかと言いますと、有機溶剤がこぼれた箇所に、アキュートクリーンを1本(200mL)を一か所にスプレーしたようです。
それでも消臭ができなかったため、アキュートクリーン詰め替えを追加で購入され、同じところにさらに追加でスプレーされたようです。
アキュートクリーンに使用されている銅ドープ酸化チタンは、確かに有機溶剤を分解する性質はございますが、それには条件があります。
その条件とは、
- 揮発しているガスであること
- 部屋全体にアキュートクリーンをスプレーしていること
- 部屋が明るいこと(蛍光灯や白色LEDの光では弱いです)
要するに、ガスの発生速度よりも、ガスの分解速度が圧倒的に勝っていることが条件となります。
また、有機溶剤が部屋の中に残っていて、そこからガスが発生し続けている限り、部屋の中に匂いは残ります。
こぼれた有機溶剤を、アキュートクリーンで蓋をするような消臭はできません。
このような、有機溶剤をこぼしてしまったケースでは、まず有機溶剤を除去なさってください。例えば、絨毯を特殊なクリーニングに出し、また畳にしみ込んだのであれば、畳を新品に交換します。

こぼれた有機溶剤を完全に除去した後に、部屋の中に有機溶剤の匂いが残るようであれば、アキュートクリーンではなく、銅ドープ酸化チタンを使った抗菌・消臭コーティング施工をおすすめします。
抗菌・消臭コーティング施工は、アキュートクリーンよりも銅ドープ酸化チタンの濃度が数倍高い液剤を使って、部屋全体を銅ドープ酸化チタンで覆ってしまう施工です。
有機溶剤の他にも、香水をこぼしてしまったとき、灯油をこぼしてしまったときは、上記のようにアキュートクリーンでは、こぼした箇所の消臭ができない場合もあります。
ともあれ、有機溶剤の匂いが酷い場合の消臭は、ご自身で判断なさらず、専門家である当社までご相談ください。

この記事の著者/責任者
株式会社イリス 代表取締役 島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。
運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。
現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。
その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

