室内の光触媒コーティング施工で使用する液剤やスプレー装置、施工の流れなど、施工方法について解説します。
使用する液剤

使用する液剤は、銅ドープ酸化チタンを使った屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)です。
この製品は、水のような液剤で、光触媒成分として銅ドープ酸化チタンを、接着成分(バインダー)としてアモルファス酸化チタンを使用しています。
銅ドープ酸化チタンは、屋内利用したときに、もっとも効果の高い光触媒として知られています。
| 光触媒 | 銅ドープ酸化チタン |
|---|---|
| 接着剤(バインダー) | アモルファス酸化チタン |
| その他 | 水 |
アルコールや香料は無添加ですから、施工後は匂いはありません。
また、液剤は半透明の黄緑色の液体ですが、塗布してもその色は付着しませんので、透明な塗装(クリア塗装)になります。
使用するスプレー装置
屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)を塗布するスプレー装置は、ABAC(アバック)温風低圧塗装機です。
次の写真は、ABAC温風低圧塗装機SG-91です。

スプレーの塗料カップに、屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)を充填し、室内の壁紙や床、カーペット、カーテン、マットレスなど、抗菌・消臭コーティングしたい箇所にスプレーします。
光触媒コーティング施工の流れ
光触媒コーティング施工の流れは、次の手順で行います。
- 家具や備品の移動
- 部屋の清掃
- 養生
- 下地保護剤(プライマー)の塗装
- 屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)の塗装
- 養生や機材の撤去
養生
養生とは、光触媒コーティング施工をしない箇所に、ビニールテープやビニールシートを貼り付ける工程のことです。
養生をする主な箇所は、屋内であれば
- 窓ガラス
- 鏡
- 照明器具
- コンセント
下地保護剤(プライマー)の塗装
下地保護剤とは、光触媒によって劣化するような塗布面に、あらかじめ塗布しておく液剤のことです。別名として、プライマーといいます。
下地保護剤を塗布する箇所は、次の条件が重なる箇所
- 直射日光が当たる箇所
- かつ、光触媒によって劣化しやすい素材
室内施工では、直射日光が当たる南側の窓際にて、
- 壁紙
- 樹脂
- 木材
このような有機物の素材には、下地保護剤を塗布し、劣化を防止します。

新築住宅や新築マンションなど、購入直後の物件で、入居前であれば、家具や備品の移動が必要なく、部屋の清掃も簡易的なものになるので、施工費用が安くなります。
この記事の著者/責任者
株式会社イリス 代表取締役 島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。
運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。
現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。
その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

