菌やカビの対策用やウイルス対策用として、さまざまなスプレー製品が市販されています。
そのスプレーの名称を見ると、「除菌スプレー」というものと「抗菌スプレー」というものがあります。
「除菌」と「抗菌」は似たような意味ですが、効果に大きな差があります。
除菌は、一時的に菌やカビ、ウイルスの数を減らす効果がある製品に使われます。抗菌は、菌やカビ、ウイルスの数を減らし、それが継続する製品に使われます。
「除菌」と「抗菌」の違いは、どちらも、菌やカビ、ウイルスの数を減らすことは同じとしても、その効果の持続期間が異なるわけです。
その効果の持続期間の差は、どのような有効成分を利用しているのかによって異なります。
次の図をご覧ください。


この図は、アルコールスプレー(イソプロピルアルコール)と弊社が販売している光触媒スプレー(アキュートクリーン)で、掃除をした後に菌の数がどのように変化したかを調べたものです。
赤色の線がアルコールスプレー、青色の線が光触媒スプレーです。
イソプロピルアルコールは、洗浄用のアルコールとして一般的に利用されるものです。光触媒(ひかりしょくばい)とは、光が当たることで除菌や抗菌ができるナノ粒子の成分です。
どちらのスプレーも、掃除の直後は、菌の数を大幅に減らしています。
ところがアルコールスプレーは、菌の数が日ごとに増えていっています。1週間後には、掃除前よりも増えてしまいました。アルコールスプレーは、「除菌はできたけれども、抗菌はできなかった」と言えます。
つまり、アルコールスプレーは除菌スプレーです。
光触媒スプレーは、何日経過しても、菌の数は増えていません。光触媒スプレーは、「除菌ができて、抗菌もできた」と言えます。
つまり、光触媒スプレーは除菌スプレーではありますが、抗菌スプレーでもあります。
さて、なぜアルコールスプレーは除菌はできても抗菌ができなかったのでしょうか?
それは、アルコールスプレーは塗布するとすぐにアルコールが蒸発して無くなってしまうからです。するとそこには菌類がいなくなってしまうので、力の強い菌類が余計に繁殖した可能性もあります。
それに対して光触媒スプレーは、金属のナノ粒子が塗布した箇所に残り続けるので、光が当たる限り除菌し続けてくれるので、菌の数が増えません。その効果によって、抗菌ができたわけです。
アルコールスプレーは、塗布するとアルコールの匂いがフワッと立ち込めるので、「掃除をした」という感じがあります。光触媒スプレーは、ほとんどの製品は無臭ですから、塗布しても匂いが出ませんから、あまり掃除をした感じは無く、「本当に大丈夫かな?」と感じます。
でも図のように、光触媒スプレーはアルコールスプレーよりも菌の数を抑えてくれる可能性があるわけです。
ちなみに、光触媒スプレー「アキュートクリーン」に使っている光触媒の種類は、銅ドープ酸化チタンと言われるものです。銅ドープ酸化チタンは室内の除菌では、いろいろな種類のある光触媒スプレーの中で最強の抗菌力があることが知られています。
「しっかりと抗菌したい!」という方は、ぜひ銅ドープ酸化チタンを使った光触媒スプレー「アキュートクリーン」をお試しください。
