親水コーティングとは、塗布面が水に馴染むようにする施工のことです。親水性の反対が撥水性です。
窓ガラスに親水コーティングをする理由
窓ガラスに親水コーティングをする理由は、窓ガラスが水を弾かないようにすることで、窓ガラスに付着する汚れが、水に浮いて流れ落ちるようにするためです。
親水コーティングによって、窓ガラスなどの汚れが自動的に流れ落ちる効果のことを、セルフクリーニングといいます。
窓ガラスによっては、外壁の高いところで容易に清掃ができない場所もあります。そういった窓ガラスは、親水コーティングをしておけば、汚れにくいので、清掃の手間を軽減できます。
セルフクリーニングの原理
窓ガラスのセルフクリーニングは、一般的には酸化チタンが用いられます。酸化チタンを使った液剤を窓ガラスに塗布します。その液剤のことを、光触媒コーティング剤といいます。
酸化チタンは、紫外線が当たることで付着する油分やPM2.5といった汚れを分解してくれます。そして、親水性を発揮し、雨水で汚れを浮かして、流してくれます。

酸化チタンのデメリット
酸化チタンによるガラスの親水コーティングには、デメリットがあります。
それは、ガラス面を見る角度によっては、ガラス面が虹色のまだら模様に見えることです。
酸化チタンは光の屈折率が高いので、それによってガラス面を斜めから見ると、虹色が出てしまいます。
その虹色を、「気にしない」という方であれば良いかもしれませんが、気になる方は多いと思います。
また、若干親水効果が弱いので、セルフクリーニングが起こりにくいのです。
タングステン担持酸化チタン
そこで、ガラスの親水コーティングには「タングステン担持酸化チタン」をご利用になられることをおすすめします。
タングステン担持酸化チタンとは、酸化チタン結晶の表面に酸化タングステンを結合させた微粒子です。酸化チタンの汚れを分解する効果をそのままに、タングステンによって屈折率を下げて親水効果が高まります。
窓ガラスの親水コーティングなら、タングステン担持酸化チタンのパイオニア、イリスまでお気軽にご相談ください。

この記事の著者/責任者
株式会社イリス 代表取締役 島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。
運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。
現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。
その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

