トルエンを分解できる光触媒の種類

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トルエンは、新築住宅などで揮発性有機化合物(VOC)の一種として、厚生労働省で室内濃度の指針値が定められている化学物質です。

トルエンの構造は、ベンゼン環を持つ芳香族の一種です。

ベンゼン環は炭素が強い結合をしているので、「光触媒では芳香族の分解ができない」と言われています。

そのため、トルエンも「光触媒で分解ができない」ということが、一般的です。

次の図をご覧ください。この図は、タイルに酸化チタン塗装をして、紫外線を照射したときの試験結果です。酸化チタンは、光触媒成分の中でもっとも利用されている成分です。

酸化チタンでのトルエン分解試験結果。酸化チタンはトルエンを分解できない

無塗装のブランクと比べて、酸化チタン塗装されたタイルは、最初は少しは分解できていますが、その後は、分解ができていません。

しかし、光触媒の中で唯一、トルエンを分解できる成分があります。それは、銅ドープ酸化チタン(銅担持酸化チタン)と言われる光触媒です。

次の図をご覧ください。上図に、銅ドープ酸化チタンによるトルエンの分解試験結果を加えたものです。

銅ドープ酸化チタンでのトルエン分解試験結果

銅ドープ酸化チタンは、トルエンを分解してくれています。

この試験は、外部の業者に依頼したものですが、その業者の担当者の方から「光触媒ではトルエンは分解できないよ」とアドバイスを頂いていました。

そこで、「それでもいいから試験してもらいたい」とお願いして試験してもらったところ、試験を行われた担当者の方は「トルエンが分解できる光触媒が存在するとは思わなかった」とご感想をいただきました。

このように、一般利用として実用化されている光触媒の中で、銅ドープ酸化チタンが唯一トルエンを分解できることがわかりました。

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