光触媒コーティング剤は、次の3~4種類のものが添加された液剤です。
- 光触媒成分
- バインダー成分
- 金属イオン
- 水
光触媒成分は、外壁の防汚であれば酸化チタン、室内利用での抗菌や消臭であれば銅ドープ酸化チタンがもっとも効果ががあります。弊社はどちらの光触媒コーティング剤も製造しています。
この記事では、バインダー成分についてご説明いたします。
バインダーとは?
バインダーとは、接着成分のことです。
光触媒成分は金属の微粒子ですから、それを壁に付着させたとしても、風が吹いたら飛んでいってしまいます。
光触媒コーティングは、バインダーが入っていることによって、光触媒成分を塗布面に定着させることができます。

バインダー成分の種類
光触媒コーティング剤に利用されているバインダー成分いは、主に次の2種類あり、どちらかが利用されています。
- フッ素樹脂
- アモルファス酸化チタン
フッ素樹脂は、テフロンなどの樹脂です。アモルファス酸化チタンとは、非結晶の酸化チタンのことです。
バインダー成分と耐久性の関係
光触媒は、光が当たるとOHラジカルと言われる酸化力の高い活性酸素を発生させ、細菌類や匂い成分を酸化分解する性質があります。
ところが、バインダー成分も酸化分解する性質があるので、バインダー成分が酸化分解されてしまったら、光触媒がポロポロと落ちていってしまいます。
上記のバインダーの種類のうち、酸化分解されるのはフッ素樹脂です。
フッ素樹脂は、光触媒に対して強いと言われていますが、樹脂なので酸化するため、耐久性が悪いです。
それに対してアモルファス酸化チタンは、光触媒成分と同じ酸化チタンですから、分解されることがありません。
とは言うものの、アモルファス酸化チタンを使ったとしても、人が触れたり下地が劣化したりして、いずれは光触媒成分が落ちていってしまい、効果がなくなります。
光触媒コーティングの効果の持続期間の目安
バインダー成分の種類によって効果の持続期間が異なり、おおよそ次の通りです。
- フッ素樹脂・・・3~5年
- アモルファス酸化チタン・・・5~10年
アモルファス酸化チタンであれば、人が触れない場所、例えば外壁とか天井であれば、10年以上効果が持続することが多いです。環境によっては、20年以上効果が持続することもあります。
イリスで製造している光触媒コーティング剤に使用しているバインダー成分は、もちろんアモルファス酸化チタンです。
効果の持続期間が長く、効果も高い光触媒コーティング施工をお求めの方は、イリスまでお気軽にご相談ください。

この記事の著者/責任者
株式会社イリス 代表取締役 島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。
運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。
現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。
その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

