光触媒コーティングとは、光触媒成分でコーティング加工する施工方法のことです。
光触媒成分にはいろいろな種類があるので、「カビに効果があるのか?」と訊ねられたら、「効果のある成分もあるし、まったく効果の無い成分もある」とお答えするようにしています。
では、「カビに効果のある成分は?」ということですが、それは銅ドープ酸化チタンです。
それ以外の成分は、カビに対してはほとんど効果がありません。
ですから、「銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティングなら、カビに効果があります」ということになります。
カビに効果の無い典型的な光触媒
カビに効果の無い典型的な光触媒は、酸化チタンです。
酸化チタンは、紫外線が当たることで、カビに対して強い効果を発揮する成分なのですが、防カビをする場所と言えば、室内です。
室内には、紫外線がほとんどありませんから、酸化チタンを使ったコーティング施工をしても、カビ対策にはなりません。
ハイブリッド酸化チタンは?
そういったことで、業者によっては「ハイブリッド酸化チタンを利用しています」とPRしているところもあります。
ハイブリッド酸化チタンとは、酸化チタンに銀イオンや銅イオンを添加した液剤のことです。
酸化チタンにはカビを抑制する効果がありませんから、銀イオンなどを入れて、その効果によってカビを抑制するわけです。
銀イオン入りであれば、高い防カビ力が期待できます。
しかし、ここで私が思うことは、そもそも「銀イオンで効果があるなら、酸化チタンは必要ないのでは?」ということです。
銀イオンの効果は、銀イオンが消費されてしまったら防カビが出来なくなるので、効果の持続期間が短くなります。
そのように、市販の銀イオンスプレーを塗布することと、そう大差ありませんから、高い施工費用をかける必要も無いと思います。
それよりも、銅ドープ酸化チタンを使った効果の持続期間が圧倒的に長い光触媒コーティングを行った方が良いです。
ちなみに、弊社が行っている銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティング施工であれば、ご利用環境にもよりますが、効果は10年ほど持ちます。
室内の防カビなら、イリスまでお気軽にご相談ください。


