光触媒コーティング剤を塗布するときに、下地を保護するための下地保護剤を利用すべき場面があります。
光触媒は、強い光が当たるとそれだけ触媒効果が強くなり、抗菌や消臭、防汚といった効果が高くなるわけですが、下地表面の劣化を促進させてしまう恐れがあるからです。
特に注意すべき場所は、直射日光が当たる場所です。
例えば、レースカーテンに光触媒コーティングをする場合であれば、窓にあるレースカーテンには、直射日光が当たります。すると光触媒が強く反応します。レースカーテンは化学繊維ですから、光触媒によって繊維の表面を劣化を促進させてしまいます。
それを防ぐために、下地保護剤(プライマー)を利用します。
光触媒コーティング施工では、直射日光が当たる箇所にあらかじめ下地保護剤を塗布しておき、乾燥してから、その上に光触媒コーティング塗装をします。
さて、光触媒コーティング剤を調べていると、「当社の製品は、下地保護剤は必要ありません」と記載されている製品もあります。
下地保護剤の塗布が必要な製品は、その分だけ施工の手間がかかるので、施工費用も高くなってしまいます。下地保護剤が必要なければ、施工費用が安くなり、それだけ施工を受注しやすくもなります。ですから、光触媒コーティングを生業とする業者さんには、「下地保護剤を利用しなくても良い製品を使いたい」とお考えの方もいらっしゃいます。
ここで、よくお考えいただきたいことがあります。
それは、「下地保護剤が必要のない光触媒コーティング剤は、効果が弱いですよ」ということです。下地を劣化させない光触媒コーティング剤ですから、それだけ効果を弱くしているわけです。
「効果が弱くても良い」とお考えの場合は、下地保護剤を必要としない製品をご利用ください。逆に、「効果の高い光触媒コーティング剤を利用したい」とお考えの場合は、直射日光が当たる箇所には下地保護剤を利用する必要があります。
どちらの製品を選ぶかは、お客様によると思います。
弊社のスタンスは、「効果の高い光触媒コーティング剤を開発すること」としているので、下地保護剤を開発いたしました。
効果の高い光触媒コーティング施工なら、イリスにお任せください。