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吸収スペクトルとは、どのような光の波長を吸収するのかをグラフにしたものです。光には波長があって、光触媒成分によって吸収できる波長が異なります。
銅ドープ酸化チタンの吸収スペクトルは次の図になります。

この図は、横軸が光の波長です。縦軸は、光の吸収率です。100%ですと、すべての光を吸収して、抗菌や消臭といった効果を発揮します。
光の波長が380nm以下は紫外線です。400nm前後は紫色ですが、吸収率が下がり始めますが、可視光でも吸収することを意味します。430~480nmは青からシアン色ですが、この当たりで吸収率が40%以下になってきますが、ここの当たりまで抗菌や消臭の効果が発揮されます。
それ以上の波長は、光を吸収はできるのですが、ほとんど効果がありません。銅ドープ酸化チタンは、紫外線や紫色、青色、シアン色の光を吸収して効果を発揮します。
このように、可視光を吸収して効果を発揮する光触媒のことを、可視光応答型光触媒といいます。
光触媒コーティング剤や光触媒スプレーとして実用化されている可視光応答型光触媒は、他にも種類がありますが、その中で銅ドープ酸化チタンがもっとも効果が高いことが知られています。
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