リフォーム後のVOC対策の施工事例

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都内の住宅で、リフォーム後にVOC濃度が想定よりもかなり高くなり、お困りの現場がありました。弊社のブログ記事を読まれ、施工代理店にて施工を行ってもらいました。

VOC対策の場合は、もちろん銅ドープ酸化チタンを使った屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)を使用しますが、それだけだと、ホルムアルデヒドやアセトアルデヒドの分解除去はできても、ベンゼン環のVOCの分解除去は難しい場合があります。また、シーズンは夏場ということもあり、VOCの揮発量が多いため、分解が間に合わない場合もあります。

光触媒の塗装面に紫外線を照射する

そこで、24時間換気をしつつ、施工後に紫外線ランプを24時間点灯してもらいました。写真は紫外線ランプを設置した様子です。

その結果、VOC濃度が厚生労働省の指針値以下にまで下がり、施工業者さんも安心して納品することができました。(厚生労働省の指針値は、厚生労働省の資料「室内濃度指針値一覧」をご覧ください。)

光触媒を使ったVOC対策のポイントは、次の2点です。

  1. 銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティング剤を利用すること
  2. 24時間換気と紫外線ランプを併用すること

納品前の住宅では、室内は明かりを点灯しないで換気をしないこともあります。すると、直射日光が入る部屋は、光触媒がVOCを分解してくれるのですが、トイレやお風呂場、北側の部屋などは薄暗いので、VOCの分解が進まないために、VOC濃度が下がりにくいことがあります。

24時間換気と紫外線ランプを併用することで、すべての部屋のVOC対策ができるわけです。

リフォーム後のVOC対策なら、弊社までお気軽にご相談ください。