イリス抗菌・消臭コーティング剤の素材

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抗菌・消臭コーティング施工で使用しているイリス抗菌・消臭コーティング剤の素材について解説いたします。

イリス抗菌・消臭コーティング剤は、製品名は屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)という名称です。

使用している成分は次の表の通りです。

光触媒成分銅ドープ酸化チタン
接着成分(バインダー)アモルファス酸化チタン
その他

銅ドープ酸化チタンとは、アナターゼ型結晶の酸化チタンの表面に酸化銅を結合させた成分です。

アナターゼ酸化チタンは紫外線にしか反応しませんが、酸化銅を結合させることによって、LEDや蛍光灯といった室内の光でも、抗菌や消臭の効果を発揮するようになります。

その銅ドープ酸化チタンを室内の塗装面に接着させるために、接着成分(バインダー)を添加してあります。バインダー成分は、アモルファス酸化チタンです。

アモルファスとは、非結晶のことです。銅ドープ酸化チタンを接着させるために、非結晶の酸化チタンを用いているわけです。

銅ドープ酸化チタンは、すでに酸化しているので、光触媒効果によって自らが酸化分解されることはありません。そしてバインダー成分も酸化チタンですから、酸化分解されることはありません。つまり、効果の持続期間がとても長いことを意味します。

アモルファス酸化チタンを液剤にしたものは、おおよそ何にでも塗布でき、乾燥すると強力に固化するので、銅ドープ酸化チタンにもとても相性が良いわけです。

弊社製品は、ご利用環境にもよりますが、効果の持続期間が10年以上となるように成分を調合しています。

その他の成分は水(蒸留水)です。

イリス抗菌・消臭コーティング剤の素材は、酸化チタン、銅、水の3種類だけですから、完全な無機塗料です。

体に悪そうな防カビ剤やフッ素樹脂などは用いていませんから、赤ちゃんやペットのいるご家庭にも、安心してご利用いただけます。