防カビコーティングの種類と効果の持続期間

投稿日:

防カビコーティングとは、室内や浴室などにカビが発生しないようにコーティングする施工のことです。

防カビコーティングに利用される薬剤には、いろいろな種類があり、その種類によって防カビの効果の高さや効果の持続期間が異なります。

防カビ成分には、成分が溶けだしていくタイプの製品と、溶けださずにずっと残り続けるタイプの製品があります。成分が溶けだしていくものは持続期間が1年から長くても3年です。成分が溶けださないものは、3~5年ほど効果が持続します。

成分が溶けだすタイプの種類には、防カビの薬剤が利用されたものや、銅イオンや銀イオンといった金属イオンが使用されたものがあります。成分が溶けださないタイプのものは、光触媒(ひかりしょくばい)を利用したものです。

弊社の抗菌・消臭コーティングには、「銅ドープ酸化チタン」と言われる光触媒を利用しています。

「効果が溶けださないのに、なぜ5年しか持たないのか?」と思われたかもしれませんが、お風呂はよく掃除をするので、防カビ効果のある成分が少しずつ削れて、なくなっていくからです。

弊社が開発した抗菌・消臭コーティング剤は、効果の持続期間は、室内の壁や天上といった人があまり触れない場所であれば、10年ほどです。

お風呂場は、あまり光が点灯されませんし、光が暗いので、思ったほど防カビ効果が得られませんから、銀イオンを添加して防カビ力を高めた液剤を利用します。効果の持続期間は3年ほどです。銀イオンは成分が溶けだすタイプのものですから、効果の持続期間が銅ドープ酸化チタンだけよりも短くなります。

この期間はあくまでも目安ですので、室内環境によっては持続期間が前後する場合もあります。