光触媒を使った製品には、光触媒スプレーと光触媒コーティング剤の2種類あります。
光触媒スプレーとは、光触媒の成分が添加された液剤が、スプレーボトルに入った製品のことです。一般に市販されている製品で、誰でも購入できます。
光触媒コーティング剤とは、光触媒の成分と接着剤が入った液剤で、コーティング塗装できる製品のことです。光触媒コーティング剤の塗装には、専用のスプレー装置と塗装技術が必要ですから、業務用販売されています。
効果の持続期間
光触媒スプレーは接着成分が入っていないので、手軽に利用ができるものの、効果の持続期間が短いです。
それに対して光触媒コーティング剤は、接着成分が入っているので、光触媒の成分が長期間付着することです。
光触媒スプレーの効果の持続期間は、1週間から3ヶ月ほどと思います。人が触れたり、掃除したりする場所であれば、1週間ほどです。天井や壁紙の手の届きにくい場所であれば、3ヶ月以上効果が持続すると思います。
「光触媒スプレーは効果の持続期間が短い」と言っても、1週間以上効果が持続するのであれば、魅力的な効果だと思います。アルコールスプレーのように、使用した一瞬だけ効果があるのではなく、光触媒の成分がスプレーした箇所に残るので、効果が持続するわけです。
光触媒コーティング剤には、接着剤が入っています。それを塗布すると、接着剤によって光触媒の成分が接着するので、効果が持続しやすいです。
接着剤に何を利用しているのかにもよりますが、アモルファス酸化チタンを使った製品であれば、10年以上効果が持続しますし、身体にも安全な成分です。
効果の高さは「光触媒の成分に何を利用しているか?」
光触媒スプレーにしても、光触媒コーティング剤にしても、効果の高さは、光触媒の成分に何を利用しているのかによります。
光触媒と言っても、たくさんの種類があります。その種類によって、効果を発揮する条件や、効果の高さが異なるわけです。
抗菌や消臭、アレルゲンの分解、新築の臭い(化学物質)の分解といった効果を得たいのであれば、次の条件でも効果があるものを、用いるべきでしょう。
- 蛍光灯やLEDの光でも効果がある
- 薄暗い光でも効果がある
- 化学物質も分解できる
この条件に合う光触媒の種類は、銅ドープ酸化チタンです。
銅ドープ酸化チタンとは、酸化チタン結晶の表面に酸化銅を結合させた特殊な光触媒です。
一般的な光触媒は、光が当たらないと効果がありませんが、銅ドープ酸化チタンは無光でも効果があります。その理由は、銅ドープ酸化チタンに結合されたナノサイズの酸化銅が、無光でも触媒効果を発揮するためです。
銅ドープ酸化チタンを使った抗菌・消臭コーティング施工なら、イリスにお任せください。